メール(柏田 倬身)
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【さるなし】とは
日本、朝鮮、中国などに分布する雌雄異株の蔓性の落葉樹である。本州中部以南の温暖地では、概ね
標高600m以上の山岳地帯に自生する。 サルナシの果実の味はキウイフルーツそのものである、これは
キウイフルーツの原種が中国南部に産するサルナシの近縁種シマサルナシであることから同じような
味になることは必然ともいえる。 花は白色で、果実はキウイフルーツを無毛にしてかなり小さくしたよ
うな緑色の2~3cm程度のものに熟する。 なかでも「シマサルナシ」は、朝鮮南部から日本の本州の紀
伊半島、中国地方南部、四国、九州および琉球列島に分布するつる性落葉藤本です。沿海地の山林に生
えている雌雄同株の植物です。また、シマサルナシのつるは5~10mに伸び、多く分枝まわりの樹木に
絡みつき繁茂します。 シマサルナシのシマとは琉球列島を意味しています。
(Wikipediaより抜粋)
【キウイとの比較】
左がキウイ・右がシマサルナシ 写真提供:山口先生
さるなしは、キウイフルーツより小さく表面に毛がないため皮をむかずに食べることができます。また、
かすかな酸味と甘い香りを放ち柔らかく熟した果肉は、マンゴーに似てまろやかな甘味があります。
栄養価に非常にすぐれ、ビタミンCはレモンの約10倍、ショ糖、果糖、ペントース、アラビノガラクタンカ
テキン属のタンニン、ペクチンなどの他、たんぱく分解酵素を大量に含むので、疲労回復、強壮、整腸
補血など滋養強壮食品として珍果されております。 また、ミネラルも多く含み、ゲルマニウムセレン
タンニンを含むことから抗酸化作用があり、加齢に伴う症状の予防と老化防止の食品とされています。
さらに白血球の働きをよくし免疫力向上、風邪や癌を予防する効果があると言われておりフルーツの
中でも、ルテイン含有量は多く、白内障や加齢性黄班変性症の予防効果があるといわれております。
*さるなしに皮膚癌 抑制効果 という記事が山陽新聞、岡山医療ガイドに掲載されております。
 興味深い記事です、一度ご覧になって下さい。 (山陽新聞・岡山医療ガイド)←クリック

【さるなしとキウイの栄養成分比較表】(100mgあたり)
栄養成分 さるなし キウイ 
ルテイン 762 418
アクチニジン 460 238
カリウム 320 290
βカロチン 285 65
ビタミンC 180 66
ビタミンA効力 130 36
ビタミンB2 0.03 0.03
ビタミンE 4.6 1.2
リン 49 26
カルシウム 41 27
食物繊維 4.7 2.5
ナトリウム 3.0 2.0
0.3 0.3
クロロフィル 3.88 1.65
糖度 17.2% 14.2%
写真提供:山口先生
※四訂日本食品標準成分表による
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